- 2019.09.11
- 雛人形の歴史
人形の由来となった「ひとかた」について
人形の由来となった「ひとかた」
人形のもともとのはじまりは、神社などの儀式で用いられるひとかたでした。
日本では「ひとかた」と呼ばれる人形に神様に対する信仰や祈りを込めたのです。 映画の陰陽師などでも使われるシーンがありますね。
医学などが発達していなかった時代には、多くの幼い子どもが大人になる前に、病気や災害などで命を落としました。
ひとかたに祈ることによって、病気や災いなどの身代わりになることを願い、そして、 魔除けとともに“幸せ”の願いも人形に託したと言われております。
いつ何時私たちの身に降りかかるかもしれない様々な災いを避ける思いを「ひとかた」に移して、川や海に 流すことが節句(季節の変わり目)の行事になり、我が子の健康と幸せを人形(ひとかた)に込めたことが雛人形のきっかけになります。
そして、「祈る」という要素以外に、楽しい人形遊びの要素がひな祭りに含まれました。