お花について

  • ハーバリウムとは

    こんにちは、 Smile★market フラワーデザイナーの海老名です!

    梅雨があけずジメジメした日が続くので、なんだか気持ちも憂鬱になっていませんか?そんな時は、家で楽しめるハーバリウムで気持ちをリフレッシュするのはいかがでしょうか。

    当店 Smile★market では、ハーバリウムのアイテムがとても人気で、花部門ベスト3に入っているほどです。

    https://www.smilemarket-fukui.com/c/flowergift/herbarium/FEHPEN01
    当店人気のハーバリウムボールペン

    生花とは違いお手入れも不要で気軽に楽しめるので、インテリアやアートのように家に置いたり、ギフトで贈る方も多いハーバリウム。 今回は、そんな人気のハーバリウムの特徴や保存期間、保存方法などを紹介していきたいと思います。

    ハーバリウムの特徴

    • そもそもハーバリウムとは?

    ハーバリウムとは、英語で  " herbarium( = 標本 )  " という意味を持ち、お花の世界の「ハーバリウム」という言葉は、植物の全部、もしくは一部を保存可能な状態にした植物標本のことを指しています。

    植物のハーバリウムには、乾燥標本と液浸(液体)標本の二通りがありますが、私たちが近年よく見かけるようになったハーバリウムは、後者の液浸(液体)標本のことをいっています。

    この液浸(液体)標本、以前は薬液が原因で植物が色あせてしまうことが多く、観賞用や収集には向かないとされてきました。しかし、数年前に植物を美しいままで保存できるオイルが次々に開発され、現在、私たちにも身近な存在となりました。科学の発展によりお花がより身近に感じられるようになるのは嬉しいですね。

    • ハーバリウム用オイル

    少し専門的なお話になりますが、ハーバリウム用のオイルにはパラフィンとシリコンの2種類があり、どちらも無色透明・無味無臭・非揮発性で水に混ざりません。

    この2種類のオイルの特徴的な違いは、「粘度」と「引火点」です。パラフィンはさらさらと軽く、シリコンはパラフィンと比べてねっとりとしています。粘度が高くなればなるほど、実際にハーバリウムを作成する際、花材の浮き沈みをある程度抑えることができます。

    ちなみに、粘度の異なるオイルを同じボトルに入れても混ざることがないので、最近では色を二層にしたものや、花材以外(砂や貝殻)は浮かないようにしたものなど、粘度を活かしたハーバリウムもよく見かけるようになりました。ちょっと違ったハーバリウムをお求めの場合は、そういったものをセレクトするのもおもしろいかもしれませんね。

    引火点ですが、200~250℃の範囲が一般的ですが、価格の安いオイルの中には引火点が200~250℃を下回り、危険物指定されているものもあるので、ご自分でハーバリウムを作成される際は、ご注意ください。

    • ハーバリウムの保存期間

    基本的に、お花の形が崩れることはありませんが、美しさを保てる期間として考えると、ハーバリウムを楽しめる期間は約1年ほどといわれています。時間の経過とともに、プリザーブドフラワーの色あせや、花材の色が液にもれるなどの色の変化が発生することが多いです。

    アジサイやバラなどは、花びらが透明になり、幻想的で柔らかな雰囲気に変わるので、「時間が経過したものの方が好み」という方もいらっしゃいます。ハーバリウムの良いところの1つは、時間の経過を楽しめることですね。

    • ハーバリウムが長持ちする保存方法

    直射日光や強いライトの光が常時当たる場所は、ハーバリウムの保存には不向きです。というのも、ハーバリウムによく使われる花材のプリザーブドフラワーは、常に強い光にさらされると、色あせが加速するという特性があります。窓辺などいつも明るい場所はできるだけ避けていただくのが理想です。

    以前、プリザーブドフラワーについて説明をしていますので詳しく知りたい方は、こちらから読んでみてくださいね。↓

    おわりに

    瓶の中にお花の魅力を閉じ込めたハーバリウムは、置くだけで気軽にお花を楽しむことができる癒しアイテムです。忙しい毎日の中で、一瞬でもお花を見てほっと一息できる空間を作ってみませんか。

    Smile★market フラワーデザイナー 海老名

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