- 2019.09.09
- 雛人形について
三人官女(さんにんかんじょ)とは
宮中につかえる仕女のこと
三人官女(さんにんかんじょ)とは宮中に仕える三人の女性の人形です。
よく、三人官女はさんにんかんにょと呼ぶ方もいらっしゃいます。ひな祭りの歌では「よくにたかんじょのしろいかお~♪」と歌われています。
三人ともに白の小袖(袖口を小さく仕立てた着物)に緋色の袴を着用しています。その上に、小袿(こうちぎ:身分の高い女性たちが日常、もしくは準正装として着用した服装)を羽織ったものです。
中央に盃をのせた島台を持った女性が立ちます。彼女が一番若く、あどけない少女の表情に作られています。
向かって右は眉をそり、お歯黒をつけています。これは既婚で年配(30代)の女性で、長柄の酒入れを持っています。
向かって左は成人した女性で、銚子という柄のない酒入を持っています。
段飾りでは二段めになります。
高坏(たかつき)という食器に雛菓子と盛りながら飾られます。